Nablarchとは

Nablarch(ナブラーク)は、TISの豊富な基幹システム構築経験から得られたナレッジを集約したJavaアプリケーション開発/実行基盤です。

特長

豊富なコンテンツ

NablarchはJavaアプリケーション開発/実行基盤として、フレームワークだけでなく開発標準、開発ツール、ガイド類もオープンソースとして提供しています。

  • 高生産性、高品質を実現するコンテンツ
    • Web、バッチ含めたすべての実行制御基盤で共通アーキテクチャを採用することにより学習コストを低減
    • Excelを使用した自動テストフレームワークにより、テスト工数を大幅に削減
    • 静的解析ツールの提供により、開発成果物の品質向上を実現
    • すぐに使える開発ガイドと環境構築ガイドの提供により、プロジェクト初期から高い生産性を実現
    • 開発標準(開発者が設計書やプログラムコードを作成する際に従うべきガイドライン。Ex 設計標準、コーディング規約、設計書フォーマットなど)の提供により、開発成果物の品質向上、均一化を実現

多数の導入実績

Nablarchは大小様々なシステム開発/運用での利用実績があります。
それら利用実績に裏打ちされた品質の高いシステムをNablarchで実現できます。

導入実績:

  • 導入企業数=53
  • 導入システム数=83 (2021年10月時点)

業種/業界の構成比:

安定性を重視

Nablarchは開発したアプリケーションを長期間、安定して利用できることを重視しています。

  • 最新のミドルウェアを利用できるようにするため、JavaはLTS(Long Term Support)に追従させ、DB/APサーバは定期的に最新安定版で稼働確認
  • サードパーティ製品による品質リスクを最小限とするため、実行制御やDBアクセス等の根幹部分はスクラッチで開発
  • Nablarchのバージョンアップ時のアプリケーションの修正を最小限に抑えるため、可能な限り後方互換を維持

セキュリティ対応

Nablarchでは以下3点のセキュリティ対応を行い、脆弱性の予防/対応を行っています。

  • 脆弱性を埋め込まない品質の確保
    • 脆弱性を埋め込まない品質の作り込みを行っています。
    • OWASPとIPA公表のセキュリティチェックを行い、セキュリティ面での品質確保を行っています。
  • GitHubによる依存ライブラリの脆弱性通知受領と対応
    • GitHubから依存ライブラリの脆弱性通知を受領し、調査・対応する運用を行っています。
  • JPCERT/CCによる脆弱性情報の収集と対応
    • JPCERT/CCから脆弱性報告を直接受領し、公表前に脆弱性対応を完了させゼロデイ攻撃を防ぎます。
    • 社内のセキュリティ専門部門と協力し、対応方針を決定しています。

充実したサポートサービス(有償)

Nablarchには、他に類を見ない「EOSLを定めない」という特徴があります。

有償契約を継続頂いている間、当該バージョンのNablarchを使用し続けることができるので、EOSLのためにシステムを全面更改せざるを得ない、バージョンアップに膨大な修正作業・回帰テスト工数が必要になる、といった事態を避けることができます。
これにより、長期間にわたってシステムを計画的に安定稼働させ続けることができます。
※サポートサービスについてはこちらをご覧ください。

ライセンス

Nablarch フレームワークとドキュメントはApache License 2.0で提供されます。