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2ヶ月間フル在宅勤務でチーム開発しました

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    ブログ, 大阪

はじめに

こんにちは、西日本テクノロジー&イノベーション室の高谷です。
COVID-19感染拡大(以下コロナ)の影響により世界中の人たちの生活が大きく変わりました。
私が所属していた開発チームもメンバー全員が在宅勤務で開発をおこなうなど、今までとは異なる働き方をしました。
今回はそんなチームの取り組みや困ったこと・良かったことをまとめました。

目次

組織について

私の所属する西日本テクノロジー&イノベーション室(略称TIW)は現在18名でいくつかのチームに分かれて開発しています。

チームについて

私が所属していたチームはTIWのメンバーが大阪に4人、TIWとは別の組織のメンバーが東京に2人の計6名でした。
私が所属していた期間は4月頭〜5月末までの2ヶ月間で、チームメンバーは全員2ヶ月間フルで在宅勤務でした。

コミュニケーションツール

メンバー間のコミュニケーションのために以下のツールを利用していました。

  • 進捗管理はJira
  • 文字のコミュニケーションはSlack
  • 音声のコミュニケーションはZoom

開発環境

  • ソースコードの管理はGitLab
  • コードを書く作業はメンバー個人が所有するPC

コミュニケーションの取り方について工夫したこと

在宅勤務で開発を行う中でスムーズにコミュニケーションを取るため、様々な取り組みを行ってきました。

朝会を決まった時間にやる(毎日30分)

Jiraを用いた進捗報告と管理を毎朝決まった時間に30分かけてZoomで実施していました。
在宅でもチームメンバー間で会話する機会を1日に1度はもたせることで、メンバー間で話しやすい空気を作るのが目的です。
また、朝会では進捗を報告する順番を固定していました。
進行役が参加者の表情や雰囲気で話す人を指定するのが難しいので、話す順番を意図的に固定することで進行しやすくしていました。

業務中はSlackのメンション通知音がなるようにする

Slackのメンションが来た時はケータイやPCクライアントでメンションの通知音を鳴らすように設定していました。
在宅勤務ではオフィスのように「あの〜」と声をかけて会話が始まる状況を作ることができないため、Slackで擬似的にそのような環境を作っていました。

Slackで発言が無いメンバーの様子を伺う

私たちの組織で設けているSlack活用のTIPSとして、チームごとの会話を行う「チームチャンネル」と個人専用の「独り言チャンネル」を設けています。
独り言チャンネルとは複数ロケーションで働く際に相互の存在感を確認しあうための発信チャンネルです。詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ご覧ください。
その「チームチャンネル」や「独り言チャンネル」で発言がしばらく無いメンバーには状況を聞くようにしていました。
在宅勤務に慣れていないメンバーが静かになっている場合はハマっている可能性が高いです。
発言がしばらく無い状態のメンバーには積極的にコミュニケーションを取って、チーム全員が手を止めることなく作業を進められるように心がけていました。

わからなくてもリアクションする

Slackに困りごとの相談が書き込まれた場合、何かしら反応するようにしていました。
解決方法がわからない場合でも絵文字をつけるなど、投稿を検知してメンバーが検討しているという状況を投稿者に知らせることで、困りごとを書いても何も反応をもらえないという空気を作らないようにしていました。

在宅勤務で困ったこと(業務編)

在宅勤務になったことで発生する困りごともいくつか有りました。

他者のコードを触りにくい

質問対応などでZoom越しにリモート制御をもらって他者のコードを触る機会が何度かありました。
キー操作に対して画面表示が遅延しているため実際にオフィスで作業するよりもやりにくかったです。
また、在宅勤務中は個人所有のPCを利用していたため、OSの違いからくる操作のし辛さもありました。

チームをまたいだ技術的な会話が発生しにくい

オフィスで勤務していた頃は、チーム内の技術的な会話に他チームからでも積極的にかかわってきてくれていました。
在宅で勤務するようになってからはそういった機会が減ったと感じています。
オフィスでは何気なく耳にしていた会話が交流を生んでいたことに気付かされました。

在宅勤務で困ったこと(生活編)

気持ちのON/OFFがつけにくい

いつもは通勤の移動時間で仕事中の緊張をOFFにしていた人は、その時間が無くなったことで家の生活の中に緊張感を持ち込んでしまうようになっていました。
勤務終了後、部屋の中に30分ほどこもって緊張を解く時間を取るなど、擬似的に通勤時間のリラックスタイムを作ることで解消するメンバーもいました。

通勤が無くなったことで起きる体調不良

通勤でなにげなく行っていた運動が無くなったことで太ってしまったり、日光にあたる時間が無くなったことで体内時計が壊れてしまい睡眠をうまく取れないなど、通勤が消えたことで生まれる体調不良も発生しました。
朝、少しだけ外に出て散歩するなど通勤の代わりとなるような運動や(人との接触のない)外出をすることで、健康を維持するよう努めることが重要です。

家族が生活する空間で仕事するので集中しにくい

コロナ禍では家族もみな家の中で生活していて、その中で仕事をするには少なからず家族の生活の影響を受けます。
私達のチームで出た話だとお昼休みに家事を手伝うことになったり、夜仕事中に夜ご飯ができたから食べるよう促されたりといった声があがっていました。

光熱費/電気代のコストアップ

オフィスではエアコンによる空調が効いていて、外の気温をそれほど意識せず働いていました。
在宅勤務になると、その空調を自宅で行わないといけません。
オフィスと同じ程度の快適さを自宅の空調で実現したところ前年の同月と比べて電気代が倍になっていました。
弊社はテレワークを月に11日以上行う社員向けに手当金が支払われる制度があるためコストアップに対応可能ですが、在宅勤務をしたことで光熱費/電気代がここまで大きく変わると思っておらず、驚かされました。

在宅勤務で良かったこと(業務編)

在宅勤務をすることで生まれるメリットも勿論ありました。

場所を気にせず会議できる

オフィスで勤務していた時は周囲の音や話す内容を考慮してミーティングのために会議室を予約して、移動してという作業が発生していました。
チームメンバー全員が在宅勤務になったことで、Zoomを使って気軽にミーティングを開催できるので、会議室の予約・移動を気にせずミーティングを開催できるようになりました。

拠点間の情報差を意識しないで済む

東阪にメンバーが分かれているチームの場合、オフィス出社するとどうしても各拠点ごとにオフラインで会話して話が進むことがあります。
オフラインで会話した内容はもう一方の拠点のメンバーに連携するためにチャットや議事録に残すことを日々意識しなくてはなりません。
今回全員在宅勤務となったことで自ずと各拠点だけで会話することが無くなり、拠点間での情報差を意識することなくコミュニケーションをとることができました。

周囲の目を気にせず動ける

身なりに気を使わなくてよくなったことで、肉体的・精神的な負担が減りました。
弊社は私服OKなのでスーツを着るほどでは無いにせよ、外を歩いて市街地を歩く程度の身なりすら気にする必要がなくなったのはやはり楽でした。
また、作業の合間や昼休みに人目を気にせず大きなストレッチができたり、立ちながらコードを書いたりと各々やりたい動きができるのも快適でした。

在宅勤務で良かったこと(生活編)

通勤しなくていい

通勤から解放されるのは大きなメリットでした。
通勤時間が自由時間に当てられるだけでなく、電車の混雑による体力の消耗が無くなりました。

社会に貢献している実感があった

ITエンジニアという比較的在宅勤務しやすい職種で、素直に在宅勤務できたことが嬉しかったです。
社会からの外出自粛要請に自分が応えられている実感を持つことができました。

コロナの影響が無くなると仮定して、在宅勤務は続けたい?

メンバー全員が今後も在宅勤務を続けたいという答えでした。
上で挙げたメリデメを一見すると在宅勤務はデメリットが大きいように見えます。
しかし、通勤から解放されるメリットは非常に大きく、質を鑑みるとメリットの方が大きいと感じています。
ただ、「複数ロケーションに跨るチームでのリモート開発実践ガイド」にも書かれているように、在宅勤務に向いている仕事・不向きな仕事があります。
例えば、コードを書く作業と比べると要件を仕様に落とす作業は難しいです。
作業によって在宅/出社を柔軟に組み合わせる考慮は必要だと感じています。

まとめ

この数ヶ月間の在宅勤務中に様々な取り組みを続けてきて、在宅勤務中の働き方や生活様式を掴んできていました。
私達の在宅勤務経験をこれからのあたらしい生活様式を考える際のインプットとしていただけると幸いです。


本コンテンツはクリエイティブコモンズ(Creative Commons) 4.0 の「表示—継承」に準拠しています。

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